新しいものと出会う

結婚式のお土産にもらった白いばら
結婚式のお土産にもらった白いばら

今日はアカデミー賞授賞式を朝一番レッドカーペットからしっかり観ちゃいました。

マッドマックスの勢いの中、ディカプリオの受賞はなんだか知っている人のように嬉しく、エンリオモリコーネは「ニュー・シネマ・パラダイス」で受賞してなかったんだ…、などと、独り言を言いながら観ていました。

そうして、過ぎてゆく2月です。今月は「新しい」が鍵になったひと月でした。

 

地元野田オケのメンバーでの室内楽発表会に初めて参加させてもらい、また新しい曲と出会ったこと。姪っ子の結婚式があり、新しい生活のスタートに立ち会えたこと。仕事もちょっと新しい展開があったり…。

 

特に姪っ子の結婚式は感慨無量。

彼女が小さかった頃、手を引いた手の平の小さくしっとりした感触や、一緒に寝た布団の暖かさ、少し大きくなって涙が出るほど笑ったこと、そこには父と母も一緒で…、と、いろいろな情景が思い出されました。

叔母という、特等席のような距離感ゆえに、嬉しいのはもちろんですが、一抹のさみしさもあるような…。

末永い幸せを心より祈ります。

 

しかし、今月の一番の新しいものへの驚きは、なんといっても、メキシカンマリンバです。

これが、メキシカンマリンバです。

鍵盤はもちろん、共鳴管も木でできています。

共鳴管の下部には小さな穴があけてあり、そこに殺菌力が強い蜂蜜を接着剤にして、乾かして、紙状にした豚の腸を小さく切って張り付けてあります。

鍵盤をたたくと、それが共鳴してびりびりといろいろな不思議な音がなります。

そして、メキシコの独特の音型とリズム感が相まって、本当に…メキシコ。

先週はもちろん、素晴らしいコンサートでした。それに引き続き、数日後にメキシカンマリンバ古徳景子氏の特別レッスンをパーッカショニストの梅津千恵子主宰のリズムミュージックのスタジオにて見学してきました。

マリンバとメキシカンマリンバの歴史、楽器のしくみと特性、メキシカンマリンバの音楽の紡ぎ方などを教えていただきました。

その音色やリズム、旋律にメキシコ在住中のいろいろ情景が思い出されました。

古徳氏はメキシコ、チアパス州立科学・芸術の准教授として、現地でマリンバを含む打楽器の指導をしています。現地で抱えている音楽、芸術教育への問題点や課題なども聞かせていただきました。

日本も同じですが、音楽を含む芸術教育に関しては世界中同じ悩みを抱えているのだと、感じました。

最後に、レッスン参加者によるセッションはなかなかの見もの、いや、聴きものでした。

そりゃ、世界は知らないことだらけです。でも、こんな年になって初めて出会ったこの機会、かなりの驚愕と感動を受け、まだまだ心に瑞々しい部分は残っているかしら?と、安心した次第です。

これからも、新しいことに出会うたび、大きく感動して、それを分かち合いたい気持ちをたくさん持っている日々を過ごしたいと思いました。

 

仕事の新しい事、はまたいつかの機会にお知らせさせていただきます。

ご期待ください。