暦の上では立秋も過ぎ、すでに「残暑お見舞い申し上げます」のご挨拶であるべきですが、気分はまだまだ夏本番「暑中お見舞い申し上げます」と言いたい暑さ!!
皆様、大丈夫いらっしゃいますか?
熱中症対策としては、経口補水液やスポーツ飲料を摂ることが良いそうです。
真水や特にビールなどアルコール類では利尿作用があるだけで、余計に熱中症を引き起こす可能性が・・・、って、あら残念。
とはいえ、時は確実に移ろい、秋へと向かっています。
芸術の秋の準備です。
コンサートのご紹介をさせていただきます。
まずは、秋も深くなるころ、11月25日のEnsemble Dramaticaコンサートです。
こちらは人気がありながらなかなか演奏される機会が少ない、ストラビンスキー作曲「兵士の物語」が聴けます。
コンサートホールではなく、お料理も美味しい六本木のライブハウス、STB139でおこなわれます。
そして、パーカションの梅津千恵子さん、ミラノから帰国後はじめて大きなライブです。
とても珍しいプログラム、また国内第一線の演奏者のステージで、必聴です。
チケットはこちらで預かっていますので、お声かけください。
ということで、梅津千恵子さんから、曲目と出演者のご紹介です。
ウォルトン 「ファサード」
サー・ウィリアム・ターナー・ウォルトン( 1902年3月29日 - 1983年3月8日)は、20世紀イギリスの作曲家。ベンジャミン・ブリテン、レイフ・ヴォーン・ウィリアムズと並ぶ20世紀のイギリス音楽を代表する存在である。
ほぼ独学で作曲家となった。長寿に恵まれたにもかかわらず、作品数は必ずしも多くない。しかしながら、シベリウス、ストラヴィンスキーやプロコフィエフ、ヒンデミットやブリテンらの作品のほか、ジャズやラテン音楽など、同時代のさまざまな音楽をたくみに吸収・消化し、新鮮かつ大胆なリズム・和声を用いて表情豊かで親しみのある作品を生み出した。
「ファサード」は、ウォルトンが居候していた友人宅シットウェル家で作られた。自由で独創的な教育方針のシットウェル家で、後に有名な詩人となるイージス・シットウェルのリズミカルで奔放な詩に音楽を付け、ラップ音楽の始まりさながらの作品となっている。
ストラヴィンスキー「兵士の物語」
1918年に発表された、朗読と演劇、バレエを総合した舞台作品。
ロシアの民話をもとにシャルル・フェルディナン・ラミューズが台本を制作し、イーゴリ・ストラヴィンスキーが作曲した。
~[あらすじ]~
ある兵士が休暇で故郷の村に帰る途中、休んでヴァイオリンを弾いていると老人が現れる。老人は自分が持っている本とヴァイオリンとを交換しようと言う。その本には未来のことが分かるらしい。兵士は本と交換し、老人の家でヴァイオリンを教える。
3日後、兵士は故郷へ戻ったが様子がおかしい。そこで、老人と過ごしたのは3日ではなく3年間だったことに気づく。絶望した兵士は村を離れ、未来の分かる本で商売を始めて大成功する。億万長者になった兵士だが、心は満たされない。虚しさを感じた兵士は全てを捨てて旅に出る。
いくつもの国をまわり、とある国で王女が眠れず、食べられず、しゃべることができない病にかかっていることを知る。兵士は王女を治して妻にしようと城へ向かうが、そこで同じ目的で来ていた本をくれた老人=悪魔に出会う。兵士と悪魔はカルタ(トランプ?)で勝負し、悪魔は失敗をして動けなくなる。兵士はヴァイオリンを取り返し、王女のために曲を弾く。これを聞いた王女は病が治り、兵士と結ばれる。しかし、このとき悪魔は、兵士がこの国から出たら災いにあう呪いをかける。
幸せだった二人だが、故郷を恋しく思った兵士は二人で出かけようとする。しかし、国境を越えた途端に悪魔は兵士に災いをもたらす。。。
出演者のご紹介
ヴァイオリン藤村氏は東京フィルハーモニー交響楽団第2ヴァイオリン首席奏者。クラリネット三界氏、ファゴット岡本氏、トランペット高橋氏、トロンボーン小田桐氏、は東京都交響楽団それぞれ首席奏者。コントラバス小室氏は藝大フィルで、今回のプログラムの「ラグタイム」「ファサード」を「兵士の物語」の楽器編成に編曲。語りの榊原氏は、音楽を面白く語る日本一のエンターティナー。12年ぶりにイタリアから帰国し、日本で再始動するパーカッション梅津千恵子。かつて藝大時代の「兵士の物語」メンバーを中心とした「アンサンブル・ドラマティカ」必見、必聴♪
どうぞお楽しみに。チケットご予約お早めに!
(メールアクセス先) Chieko.umezu@gmail.com
もう一つはブルガリアからのステキなステージです。
こちらはブルガリアとの文化交流の架け橋となっている金子友禅の金子様からのご案内です。
以前、この日記でも2011年5月にご紹介させていただきました、ブルガリアの民族音楽と舞踊のパフォーマンスです。
こちらもチケットご準備できますので、ご興味ありましたら、ご連絡ください。
カザンラック民族舞踊団 東京公演
2013年9月24日(火)
於 なかのZERO大ホール
開場 18:30 開演 19:00
一般指定席 2500円
小学生~高校生指定席 1500円
(座席は先着順となります)
チケットのお問いあわせ 日本・ブルガリア青少年文化交流会
kazanlak_folkdance★yahoo.co.jp
そして、最後にもう一押し。
今月最後の日31日(土)に
今回は、文学・物語と音楽、というテーマで、歌劇の序曲や映画音楽、また、語りが入り、物語仕立てになっている「ピーターと狼」など、ご家族でお楽しみになれるプログラムです。
入場年齢制限はございません。
頑張りますので、ぜひ聴きに来てください。
日時:2013年8月31日(土) 午後2時~(開場 午後1時30分)
会場: サンパール荒川 大ホール
(都電荒川線 荒川区役所前下車 徒歩3分)
後援:荒川区教育委員会・荒川区社会福祉協議会
・公益財団法人荒川区芸術文化振興財団
プログラム
1.ディズニーメドレー
2.グノー 歌劇「ファウスト」から
第5曲 トロイの娘の踊り
3.シューベルト 「魔王」
(マーラー編)
4.映画音楽「野生のエルザ」
5.音楽クイズ
6.プロコフィエフ「ピーターと狼」
7.ヴェルディ 序曲「運命の力」
8.歌「さんぽ」・「夏の思い出」
9.映画音楽「ロミオとジュリエット」
10.チャイコフスキー 幻想序曲「ロミオとジュリエット」
※整理券などございませんので直接会場にお越し下さい。
※会場には駐車場はございません。
※車椅子席をご用意しています。
※曲目は変更になる場合があります。
・・・ということで、またまたてんこ盛りです。
そろそろ音楽チャージしたい方、秋のご予定まだ空いている方、芸術の秋の準備、いかがですか?
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