ブルガリアの民族音楽

日曜日にあるプライベートコンサートにうかがいました。

東日本大震災復興支援の一環で、ブルガリア共和国政府からの支援として、

ブルガリアを代表する歌手のヴァリア・ヴァルカンスカさんが

来日しました。

都内で公演をしたり、避難所を訪問したりの忙しい予定をぬって、

知り合いのアトリエでミニチャリティーコンサートをしていただける

こととなりました。

彼女はブルガリアを代表する民族歌謡歌手で、

ブルガリアではとても有名だそうです。

また、1977年には彼女の歌がゴールデン・レコードに収録され、

宇宙探査船・ボイジャーに乗り、今でも宇宙を旅しています。

いつか、どこかの知的生物が彼女の歌を聴くのでしょうか?

Valya Balkanska
Valya Balkanska

歌手のヴァリャ・バルカンスカさんの声は

今まで聴いたことのないような、直接心臓で聴くような声でした。

まさに、心に響く声。

アメイジング・ヴォイスです。

ブルガリア語など全く理解できなくても、

その魅力的な声と、豊かな表情で

ブルガリアの地を想像することが

できました。

Petar Yaney
Petar Yaney

伴奏はバグパイプです。

奏者はペテル・ヤネイさん。

バグパイプを近くに聴くことは初めてだったので、その音色にびっくりしました。

楽器そのものもとても興味深かったです。

歌声とバグパイプの音色が混ざり合い、不思議な和音が響いていました。

また、歌そのものも独特のリズムと旋律を持っていました。

その中には、イスラム文化などの影響もあるようで、ヨーロッパの歴史の複雑さなどにも思いをはせました。