異国情緒

出島 カピタン部屋 
出島 カピタン部屋 

週末を利用して、長崎に行きました。初めての旅です。

友達の結婚式に招待されて、現地での式と披露宴に出席するためが主な目的でしたが、もちろん町歩きもしてみました。

 

長崎という街に、異国情緒という言葉を初めて実感しました。

 

この「異国情緒」という言葉は、ちょっと、雰囲気が外国っぽいだけで使いがちです。

もちろん、自分の学んだ範囲での外国っぽさを何かに感じれば、そこにはその人それぞれの「異国情緒」が存在するわけです。

でも、長崎では、裏付けのある「異国情緒」とでもいうのでしょうか・・・、そんな物を見た気がしました。

それは、長崎の歴史だと思いました。

出島として江戸時代に唯一海外に門を開いていたということ。

大陸からの移住者が多いということ。

カソリック伝来の地であり、宗教的背景が強いということ。

・・・、など、その強い異国情緒の素があるのです。 

旅行で大事、は「食」ですよね・・・。

これまた、おもしろかったです。

写真は出島の中のカピタン(キャプテン)部屋で、晩餐会の再現です。

メニューは何とも華やかで、欧風、ポルトガル、中国、韓国、日本の料理が混然一体となり、それらどれでもない、長崎料理として並んでいました。

 

それは、確かに異国ではないけれど、日本ではない、まさに「異国情緒」。

 

長崎が体験した様々な歴史と事象が、この街でなくてはならない、理由のある「異国情緒」生み出しているのでしょう。

 

梅雨の晴れ間に紫陽花は美しくめがね橋を彩っていました。

また、いつか、もう一度訪ねてみたい街です。