10年経った2月27日

 

「ハンドメイドのある暮らしin西荻 Vol.4」は、たくさんのお客様にお越しいただき、日曜日に終了しました。
お運びいただきました皆様、どうもありがとうございます。

ギャラリーはなぶさのサンキャッチャーをお買い求めくださったお客様から、ステキに飾っていただいた写真をいただきました。
こういう時、良かったなぁ…、と、思います。

私が飾りたい、使いたい、と思うものを大事に作って、それを丁寧に使ってくださる方がいる、という、支えです。

これからも、こんな出会いを楽しみに創作活動を続けてゆきたいと思います。

 

 

昨日は27日でした。当り前だけど。2月27日は私の第2の誕生日(?)なのです。

2007年に心臓の手術をして10年です。

やっぱり一度は心臓止めているわけですから、生まれ変わった感じかな?

あっという間の10年でした。10年前のその頃、いろんなことがありました。心臓手術の4年前に難病を発症、次の年に手術、続く2年で父母を見送り、心臓手術はその次の年でした。

心不全を発症し、心臓にメスを入れなくてはならないことを知った時には、「死ぬな、こりゃ」と、思いました。だって、怖いもの…。

手術が終わり、少しずつ生きる元気が出てきて、少しずつ社会生活に戻り、その積み重ねの10年です。

 

ガラスが仕事になったのも、実は心臓手術のおかげです。

心臓を切るということは胸に大きな傷が残ります。とはいえ、ずっと胸元をかくして、真夏もタートルネックを着ているわけにもゆかず、じゃあ、傷が隠れるようなアクセサリーを作ってみよう!と、最初の一つができました。

それを身に着けて出かけると、「いいね」と言ってくれる友達がいて、お店に出すことになり、今につながっています。

 

もちろん、病気なんてならない方が良いけれど、いろんなこと、特に深刻な病気になると、見えなかったものが見えてきます(別にお化けとかじゃないよ…)。

そして、知らなかったことがわかったり、あり得なかったことが起こったりします。

今の私の日々は病気にならなければ、なかった日々かもしれません。

と、10年という区切りに、つらつら考えました。

 

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