エスプリの手に入れ方

日曜日に所属しているオーケストラの定期演奏会が終わりました。

お越しいただいた方々、お手伝いくださった方々、そして、一緒に頑張った皆様、ありがとうございました。

 

ベートーベンやブラームスなどの曲を演奏することが多いのですが、今回はいつもとちょっと違って、フランスのおしゃれな空気を目指したプログラムでした。

 

練習から感じていたのは音の出し方です。CDなどを聞いていても、軽くてキレの良い、なおかつ、芯のある…、ふんわりすっきり?
弦パートの練習の時などは、瞬間その雰囲気を手に入れられたような気がするののですが、次の週には9割ぐらいはこぼれてる。”エスプリ”は遠かった。

でも、要は精神力、集中力。”エスプリ”は手に入らなかったかもしれないけれど、とりあえずは大和魂。とても集中できた本番で、元気に楽しく弾けました(旦那のTpソロはさらに緊張した…)。

本番前、木曜日には、劇団NLTの稽古場見学に参加しました。
こちらは、普段フランス喜劇を演じている劇団ですが、今回の原作はイギリスの作家のものです。

私たちと反対ね。

 

今月末の公演を控えての、稽古を見学させてもらいました。

あー、稽古場ではこんな感じで練習をするのだなー、と本当に興味深く拝見しました。
こちらは本物、プロの劇団ですから、もちろん自分たちと比較するものではありませんが、セリフの言い回し方や、強さ、伴う体の動かし方など、演出家の指示を体に取り込み、同じシーンを再現し、それは、なるほど納得の変化に変わってゆく過程が、オーケストラの練習と共通する部分も見て取れて、とても面白かったです。

月末に公演を見にゆくのですが、今回拝見したものと、またどのように変わるのか、変わらないのか?いつものNLT観劇とはちょっと違うものになりそうです。

稽古後には俳優さんたちとの懇親会があり、大好きな看板女優、木村有里さんの隣で、いろいろおしゃべりができて、これまたうれしかったです。

稽古場は護国寺駅に近いところでした。

帰りに少し時間があったので、今まで行ったことがなかった、護国寺に行ってみました。
お寺というのは、なんと美しい空気に満たされているものなのでしょう。

どこの寺社に行っても思うことですが、きりっと清々しい気が流れている気がします。

初めてお参りしましたが、美しい庭もとても印象深く、また、ゆっくり訪ねてみたいです。

夜はメキシコ駐在中に一緒に遊んだ友達と中華料理を楽しみました。

二人とも帰国して早7,8年経って、場所も年齢も悩みも変わりましたが、あの日々を一緒に過ごした友達とは同志のような気分で、時々会っては思い出話とその後の日々のことで、おしゃべりは止まりません。

たくさん笑って、美味しく楽しい夜でした。

秋も深まりました。

クリスマスのことやそろそろその先のことまで考えだす時期となり、ステンドグラス作業もクリスマスのオーナメントやアクセサリーの準備に入りました。

フュージングを使ったクリスマスオーナメントを研究中です。

近く、ご案内の予定です。もう少し、お待ちください。

急に寒くなり、雨が降るこの数日ですので、工房仕事もはかどります。

風邪をひかないように、皆様もお気を付けください。