kage-eシリーズはご希望があればお譲りしております。
また、オーダーも承りますので、
メールにて価格等お問い合わせください。
価格 1500円~
iichi handmade in Japan にて一部作品のネット販売もしています。
CutUpPoem に続き、オリジナルシリーズで、kage-e を紹介します。
着物反物や手ぬぐいの注染着色の型紙の廃物利用です。
型紙には柿渋が塗られていて、しっかりとした強度はあっても、何度も注染の過程を経ると、縁にへたりが現れ、型紙としては利用できなくなるそうです。
もちろん、浴衣の地を染めるような粋な柄をそのままゴミにしてしまうのはもったいないので、ガラスで挟んでランプを作りました。
CutUpPoemシリーズと同様、役を終えても、なおきれいだなと思うものに新しい装いで息を吹き返してもらいたいと思いました。
前出の伊勢型紙を使ってのキャンドルホルダーを作りました。
少し小さめに作ろうと思ったら、電気の光よりキャンドルが合うんですよね。
ということで、今回はこの大きさ、キャンドルホルダーにしました。
Kage-eシリーズに新しい素材です。
今までは網状の下地に柄が貼り付けてあった型紙でしたが、今回は「伊勢型紙」です。
伊勢型紙は江戸小紋などの型染めに使われる型紙です。
和紙を重ねて柿渋で加工した渋紙に、専用の彫刻等を使い細かい小紋模様が掘りこまれているものです。
手作業ながら、伝統の古典柄を元に物語性の高い模様や、正確な繰り返し模様など、細かい手彫り技術の粋を集めたものです。
2012年に三菱一号館美術館にてこの型紙の展覧会がありましたが、本当に美しい手仕事で、感動したことを覚えています。
本来の役割を終えたこれらの型紙の行方として、ガラスと競演してその柄の魅力をお伝えできれば、と思います。
現在、他の柄でキャンドルホルダーなども作成中です。
ご期待ください。
紀尾井町にあります紀尾井アートギャラリーは江戸伊勢型紙美術館です。
伊勢型紙で染め上げられた美しい着物や反物、また、型紙そのものの展示もあり、伊勢型紙の世界が堪能できます。
(2013年7月8日~9月6日 夏休み)
こちらが本来の役目を終えた注染着色用の型紙です。
柄の間は網戸のメッシュのようなもので染料が
通過するようになっています。
染め上がりは柄の部分が白く残るわけですから、
実際の柄はちょうど反転している感じです。
この柄は紫陽花。
浴衣だったら粋でしょうね。
そして、これをキャンドルホルダーに
作ってみました。
そして…、まるで、影絵のようになりました。
新しい、kage-eシリーズの今後にご期待ください。
11月新作です。
まだ、生まれて間もないkage-eシリーズですが、
好評をいただいております。
さらに様々なアイディアやご希望も盛り込んで、
だんだん進化してきています。
浴衣の型紙で笹のデザインです。
緑のガラスをかけて、
内側も透け感を出しました。
キャンドルを灯していないときでも
柄がはっきり見えて、
くっきりと、粋な感じです。
こちらもやはり浴衣の型紙で、
大輪のバラ柄です。
赤いガラスを組み合わせて、
バラの華やかさが表現できました。
キャンドルを灯すとバラが浮き出して、
幻想的です。
こちらも前出の笹の型紙ですが、
ガラスの組み合わせ方を逆にしてあります。
キャンドルを灯していないときには、
ほんのりと移る笹柄が、キャンドルを灯すとふんわりと浮き上がり、
優しい印象です。
10月の新作です。
今回はかっぱ橋道具まつりに出店するため、
少し数が必要となり、しっかり工房仕事で頑張りました。
今回は、青いガラスをかけてみました。
柄が紫陽花なので、雰囲気と合います。
前作に引き続き、青いガラスを使った
ペンダントトップです。
角をとったので、優しい感じに
仕上がりました。
型紙を前に、いろいろと考えあぐね、
形になった、kage-e第一号。
六華庵への出店が決まり、記念のブランドになるでしょう。
さらに、残った部分でペンダントヘッドを
作ってみました。
いかがでしょう?
これからも、いろいろなデザインを
考えて行きたいと思います。
新しい、kage-e シリーズをよろしくお願いします。